為替相場

TB:http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20091008/1254959885
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をしながら、ずっと思索に入っていると、
為替問題の構造が見えてきた。

基本的に円高=円の需要が高い=生産が足りていない
本質的にはこれだけだから、対策は円を生産するしかないのである。

ところが、円の生産を止める=国の財政支出を減らす=歳出を止める
民主政権はこれをやろうとしているから、やる以上、
円高にますます進むしかない。
結果は円高になるから、円高になる以上は、日本の労働市場での
競争力は激減する。
である以上、よりいっそうの、失業問題の増加はさけられないし、
税収の悪化もさけられない。
しばらくそういう動きでずっと壁までいく展開。
問題はどこで反転がはじまるか。
税収悪化による、国債信用低下ー国債価格の低下ー金利の上昇。
この傾向が出てくるまでずっといくということだ。

日本国債金利アメリカ国債金利を超えると、
また、円の需要は増加するから、ますます円高は止まらない。

円高は止まらないから、税収が不足する。
税収が不足するから、国債を発行する。
国債を発行するから、国内金利が上昇をはじめる。
それにしたがって、円高評価が日本の信用低下をともなって、
円安評価に反転しはじめるだろう。

そこまできてやっと再生の糸口。労働市場の適正価格まで復活できるかどうか。
さてこのサイクルが実行されるのに何年かかるかな。
それがまだよくわからない。

このルートを迂回する気なら、
国が現時点でもう国債発行しまくって、円の流通量を増加させるしかないんです。

左から右にお金の流れ
個人、民間企業ー投資ー国債ー国ー政策ー市場
日銀ー貸し出しー銀行ー国債ー国ー政策投資ー市場

どちらのルートでもいいんだけどね。
個人も民間企業も投資できない現状なのだから、国がやるしかないわけさ。