為替相場介入

さて、円高止めるにはで、円を生産する。ようするにお札を刷るのが一番簡単な方法だ。というか本質的にはこれしかない。どこまで?許容できるインフレが発生するまで。いまどきなら10%のインフレが起きたところで、まだ余裕だろう。5%だとリフレ派の発想だけどね。リフレ派の意見で基本いいんだけど、問題は、自国通貨、円で考えていること。ドルベースで考えるとリフレの5%はまだ弱い。ドルベースの物価指数で5%アップぐらいのインフレが望ましいのだ。逆にいうと円ドルが105円になるなら、インフレ率は0%でもかまわない。
で、為替相場介入だ。単純に現状、ばらまき政策を行わないとするのであれば、もう簡単にやれることは、為替相場の介入しかない。
これは国を売ってるようなものなんだけど、日銀法の問題で、日銀が引き受けられる国債が、このルートしかないみたいなので、このルート使うしかないというひどいお話。

日銀ー国債発行ー国ー相場介入ー他国通貨購入ー他国ー日本市場投資

その上でこれまでの経緯見ると、もうドルは買えないから、堅調に推移している他国通貨を購入して、外国為替準備金でやるしかない。
それでこれで赤字出していると洒落にならんので、赤字にならないように運用するという条件がつくのがまたはがゆいところではある。
ユーロかオーストラリアドルでも買うしかなさげ。

原資はというと、円高阻止が原資だから、90円が100円になるまで、介入ということでよくて、資金は特に必要ではないのが面白いところ。
赤字運用さえしなければ、資金いらずで、円安誘導=国内経済の建て直しができる。
ドルに関して言うと、円安傾向が続いているので、つまり赤字投資になるから、買えないというそれだけのお話。