ヘッジ

現実的には、上のメカニズムは厳密には、正しくはなかったりします。
金利の安い通貨から金利の高い通貨への移動圧力というのはかなり高いのです。
つまり、Nowな状態では、金利の高い通貨が値上がりします。
そして、先物の世界で、金利の低い通貨が値上がりするのです。
そしてNowと先物の世界で、短期金利による裁定の影響もうけます。
この3次元的なネジレを金利が巻き起こすことを認識すると、ヘッジの流れというのが読めてきます。

なので、以前から予言している、円国債増加ー国内金利高ー円高というのは、短期間には発生してしまいます。
金利が高いから円高が発生するんです。そして、それは先物の円は下がる圧力をも生み出します。問題はタイムラグ。つまり、どの程度の先物圧力、オプションによる圧力がかかるかです。
そこがクリーンされるために、焦土ができちゃうのが、日本の運命になりつつあるのが、大問題なのです。
民主党はこのイメージを正確に捉えてません。
自民党は捉えていたのか?というと、小泉ー竹中は、上の落第政策やった人ですから論外というしかないのです。
麻生さんは、きちんとそういうイメージもててたような気がします。
漢字がどうこういって馬鹿にしてた人いますが、あの党首討論のビデオみる限り、正確に問題を認識していました。
いわゆる経営者らしい言葉をきちんと使っていました。鳩山はダメでした。宗教家ならいいんだけど、経営者ではなかったのです。小沢もそういうセンスはなさそうです。だから実際どうにもならないんじゃないかな。