需要供給曲線

ちょっとお話を蒸し返します。前回のお約束はさぼり。
http://www.geocities.jp/ttovy42195km/newpage50.htmlを一通り復習してください。
その上で、需要制約下の場合は、

このぐらいの急激な傾きのある需要曲線を想定しているのだと言う認識を共有して欲しいです。

  • この条件が成立している場合、供給増が起きるなら価格の低下は激しくなるにもかかわらず、数量の増加は芳しくないため、総合的な指標である、価格*数量の低下という結果が導かれてしまうのです。
  • この話をきちんと定義してシナリオにしたのが、前回のお話ということです。
  • 経済学的な常識に従って言うと、生産性向上というのは、供給曲線の右もしくは下方向へのシフトです。つまり安く大量にできるようになったというのが、生産性向上の常識的解釈なのですが、現実にはこれは、利益の低下、GDPの減少を起こします。
  • つまり需要制約下では、生産性の向上というのは、価格の向上、取引数量の減少方向への変化のほうが、その原義に近いのです。
  • 生産性低下したほうが経営効率があがる。これが需要制約下の結論なのだと、発言している本意はここにあります。