http://d.hatena.ne.jp/watto/20091012
これ、何書いてるか読みきれないんだけど、そもそも前提がダメなのかな?
>金融市場に出回る資金の総額は有限。国債の発行額が増えると、その分だけ民間企業への投融資に回される資金が食われることになる。
国が国債を発行することで、日銀券を無理やりに市場に供給しようとしている議論をしているのだから、上の議論は正反対。
いま国が国債に対して利払いを行い、原資を償還して、日銀に返すと、日銀券が消えるんです。お金が消えるんです。だからやっちゃダメって言ってるわけなんだけどね。正反対の読み方する人がいるとはなぁ。

>借金漬けの財務体質に慣れていると、いざ国内の金融市場が枯渇してもすぐに借金を止められるわけじゃない。最低限、発行済み国債の償還をおこなわなきゃならないし、もちろんそれだけじゃ済まないだろう。そうすると増税しないのなら外債に手を出さざるを得なくなり、その先の展開はさすがに元記事やブクマコメのいくつかが言及している通りである。
だから、こういう理屈なるんだけど、その前に円安が来ます。
その前に、国債金利の上昇が来ます。
だから、そういう簡単にはいかないんです。
それで国内でファイナンスできなくなったら外債になるんだろうけど、そこはそれで外貨準備というトンでもない資産がすでに蓄えられているわけで、実はそこに相当の余裕があるんです。
ついでに、現時点では円高だからやれるけど、極度の円安になってからの国債発行は禁じ手だとは思いますよ。ようするにどこに余裕があって、どこに余裕がないかの問題だけなんです。今はとにかく市場にお金=日銀券をあふれさせないと、まわらないのが現実なんです。
さて、国内金利がちょっと上昇すると困る人がいるのか?
ってのが実は問題。まぁいるかもなんだけど、インフレでインカムも増えるなら、そこの金利は問題にならないのが普通。
でも、国内金利がずっと0でいっちゃうと、困る団体とかは確実にあるんです。日本航空の社内年金とかさw。あとは奨学金の管理団体とかか。
1億円の基金で5%の金利を、奨学金にしてまいてたとかならよくある話だったと思うけど、それが0金利になっちゃったら原資削っていくしかなかったわけでね。結構沢山の金融システムがそれで崩壊になったはず。
(仕方がないので外国債投資したけど、円高で結局原本割れしたところが多いw)