欧米人の優秀な人と日本人の優秀な人の違い

ぶっちゃけていうと、欧米人の頭の良い人というのは、フレームワーク屋、仕組み作り、ルール作りのプロなんです。対して日本人で優秀扱いされるひとは、そのルールに従って一番うまくプレイできる人を優秀としちゃうのが日本なのです。
この違いが、すごい差があるんですが、そういう認識持てている日本人がどのぐらいいるのかが実は謎かなぁ。
欧米人の世界だと、Amazonの仕組みを発想して作り上げる人が最優秀です。
先物取引とかオプションとかそういう仕組みを作る人が最優秀です。
日本人ってそういう部分をまるで評価できないんです。なんだそりゃ、そんなものどうするんだと言っているうちに、町の小さい書店がつぶれまくるんです。誰も何も言えないうちに、国際的な勝負が決まってるんですね。
そうだなぁ、例えばスケートやスキーのルール。柔道のルール。欧米人はがつーんといっきに、ルール変えてきてゲームの味わいそのものを書き換えてくるんです。いわゆるメタ的な勝負をしかけてくるんです。これが最優秀な人のやること。だから、欧米の法律系の人は本当に賢い。詐欺行為を白、Not guiltyにするだけの材料をきっちり集めるんです。
日本人はこういうのがダメ。だから、ジャンプもだめになったし、柔道もダメになったんです。笑えるよね。お前のやってるのは柔道じゃないと、本家が言われるわけだから。
国際条約とか国際標準規格とか、はては、blue-ray,DVD,CD-ROM、VHS、β全部こういう戦争でしたが、欧米人の好き勝手にやられてます。昨今ではネジもそうだったかな。
ああ、そうそう、代表的な経済問題のお話で、日本経営システム、これを事実上国際標準で、グローバルスタンダードの名目で、全部ガタガタにされたかな。代表的なのは、BIS規制ですかね。これで持ち合い全部アウト。おかげで1990年代の経済低迷をまねいたわけだけど。
今はというと、前日の記述に書いたとおり、日本という全体をまとめるプレイヤーが希薄になりました。結果として、各個別プレイヤーが自身の効率を最大限に発揮しようと奮闘していますが、おかげで相手からみると、個別撃破のチャンスが増えていて、そのうち、会社ごと買われていくでしょう。
まぁそういうわけで、ルールを振りかざすと日本は負けると思っておいてください。そのルールはすでに相手の支配下にあります。
日本の法学部は本当の意味でダメなんです。そういう論理じゃない。六法全書を暗記しないと通れなかった。つまりルールを全部覚えるのが優先されてたんですからね。新しいルールを作るとどうなるかという学問をやってないんですよ。